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川田利明「してはいけない」逆説ビジネス学を読みました

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開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学/川田利明 書評
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書籍名は、『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える 「してはいけない」逆説ビジネス学』ですが、ここでは、『「してはいけない」逆説ビジネス学』とします。

こんな人におすすめ
  • ラーメン屋になりたい人
  • 飲食店の内情を知りたい人
  • 川田さんがどのようにラーメン屋を維持しているのかを知りたい人

「してはいけない」逆説ビジネス学を読んで

全日本プロエス四天王・川田利明さんが、ラーメン店「麺ジャラスK」をオープンし、10周年を迎えたところで出したビジネス書です。ところどころにプロレスの話が出てきますが、基本はラーメン店をオープンしてから今に至るまでの話です。

飲食店を経営しているわけではないので、川田さんが経験してる苦労に実感はわきませんが、おもしろくて一気に読みました。

この本で分かること

デンジャラスKとして、全日本プロレス四天王時代を支えた川田利明が東京都世田谷区にラーメン屋をオープンしました。

川田氏は「成功していない」と言いますが、開業から3年以内の8割潰れるというラーメン業界で10年以上も店を守り続けてきた事実は称賛に値します。

この本では、これからラーメン屋を始めようという人へはもちろん、川田氏がなぜラーメン屋をオープンしたのか?そして、日々どんなことを考えながら営業しているのかが分かります。

この本を読むとどうなるのか

ラーメン屋を始めようとする人だけでなく、これから何かを始めようとする人に読んでほしいです。

何かを始めるときは勢いに乗っているし、多少なりとも自信があるはず。でも、「ほんとに大丈夫?」と振り返ることは大切です。

この本には、川田さんが経験した失敗談が多く書かれています。それを読んで、考え直すことの大切さが分かるようになります。

印象に残った箇所と感じたこと

「してはいけない」逆説ビジネス学の、特に印象に残ったところを3つ書きます。

「デンジャラスK」が「麺ジャラスK」に”転職”した理由

何かを始めようとなった時、すぐに頭に浮かんだのが料理人。なぜならば、高校生の時からずっと料理を作ってきたから。いや、正確に言えば「作らされてきた」んだけど、この経験を活かして、何か始めることはできないかな、と考えるのは、俺にとってはごくごく自然なことだった。

第1章 「デンジャラスK」が「麺ジャラスK」に”転職”した理由

「デンジャラスK(プロレスラー川田利明)」を見てきた人間にとって、川田さんがラーメン屋を始めたと聞いたときは誰もが驚いたことかと思います。もちろん私もそうでした。

この本を読むと、川田さん的には、飲食店を始めるということはごくごく自然なことで、なんの疑問もなかったようです。

では、なぜラーメン屋だったのか?これについてはここの章では書かれておりません。書かれているのは少し後ろの方「俺が借りた物件が、もともとラーメン屋だったから」と軽く書かれています。

そうです!川田さんは飲食店を始めることは決めていましたが、ラーメン屋になったのはまったく偶然だったのです。

もしここが焼き鳥屋だったら焼き鳥屋を始めていたし、串揚げ屋だったら串揚げ屋を始めていたかもしれません。もしかすると、タピオカ屋を始めていた可能性だってあります。

結果的に、この理由はまったく意味がないものだったのですが、見習うべきはこの決断力なのでしょうか。川田さんに言わせれば、成功はしてないようですが、10年以上もラーメン屋を守り続けてきたことを見ると、この決断は成功だったと思います。

味だけは妥協したくない

俺は店で出すものは「手作りで!」という部分にこだわっている。だからこそ、余計に時間に余裕がなくなってしまうのかもしれない。

第2章 ラーメン屋は四天王プロレスばりに過酷な世界だった!

「麺ジャラスK」という店名から、どうしてもラーメン専門店を想像しがちですが、実は唐揚げにおつまみやデザートだってあります。アルコールだってビール(サーバー)にサワーに焼酎など多彩な種類が用意されています。

これらはほぼ川田さんが手作りで仕込みをしたものです。少しでも料理をしたことがある人なら分かるのですが、これだけのメニューを一人で作る手間は並大抵ではありません。

ではなぜこんな手間のかかることをするのかと言うと、すべてはお客さんに「美味しかった、ごちそうさま!」と言ってもらうためにです。本誌には、具体的にどれほどの手間が掛かるかも書いています。

実際に飲食店をオープンする人は間違いなく参考になりますし、そうでない人でも、あの川田さんがここまで手間をかけているんだと言うことが分かります。

俺の本業は麺ジャラスKの店主だ!

この店をオープンしてから、俺はリングに上がっていない。事実上の引退状態なんだけど、正式に引退を発表したわけじゃないし、リングの上でテンカウントゴングを聞いたわけでもないので、肩書的には「元プロレスラー」ではなく「プロレスラー」ということになる。

個人経営店の難敵! ラベリング効果と大手チェーン店の奇策

なぜラーメン屋になったのか?に並ぶファンの疑問です。

意味的には、またリングに上がるというよりも、上がらない可能性のほうが高いでしょう。

寂しいけど、私はこれでいいと思います。本誌で川田さんは自分を器用な方だと言いますが、上手に並行できない(しない)ことについては、あまり器用でないのかもしれません。

「してはいけない」逆説ビジネス学について

  • 第1章 「デンジャラスK」が「麺ジャラスK」に“転職”した理由
  • 第2章 ラーメン屋は四天王プロレスばりに過酷な世界だった!
  • 第3章 そして、俺はベンツを3台、スープに溶かした……
  • 第4章 個人経営店の難敵! ラベリング効果と大手チェーン店の奇策
  • 第5章 それでもラーメン屋をやりたい人に教える『俺だけの王道』辛口10箇条!

著者のプロフィール

1963年12月8日生まれ。栃木県下都賀郡大平町(現:栃木市)出身。

高校ではレスリング部に所属し、国体優勝後の1982年の3月に全日本プロレスに入団。同年の10月4日、冬木弘道戦でデビューを果たす。

2010年6月12日に、ラーメンと鶏の唐揚げを看板料理として、自身のニックネームにちなんだ『麺ジャラスK』を開店。2020年に10周年を迎えた。

Amazon/「してはいけない」逆説ビジネス学

本の詳細

  • 出版社 ‏ : ‎ ワニブックス
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 207ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4847098293
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4847098291
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