後楽園飯店に行ってきました。
後楽園飯店は、後楽園ホールがある後楽園ホールビルの2階にある中国料理店です。
後楽園飯店が開業したのは1962年の4月。つまりは後楽園ホールと同じ年に開業した歴史あふれる料理店です。
入口は後楽園ホールに向かうエレベーターの横の階段で、後楽園ホールに向かう途中、必ずと行っていいほど目に入るはずです。
昼の後楽園ホールで熱い試合を楽しんだ後、アドレナリンがまだ冷めやらぬ中おいしい中華料理でお腹も満たしてもよし、夕方の後楽園ホールに向かう前、小腹を満たしながら至福の時間を過ごしてもよし!
今回は、そんな後楽園飯店の食の極みをお届けいたします。
後楽園飯店
ここが後楽園飯店の入口です。
雰囲気が高まります。「欢迎光临(いらっしゃいませ)!」
店内はこんな感じで、広々としています。一般的なレストランより席と席の間隔が広いので、落ち着いて料理を味わえそうです。
午餐桃花(ウーサントウカ)セット
この日は土曜日ということで、土・日・祝日限定ランチ「午餐桃花(ウーサントウカ)セット」を注文しました。
午餐桃花セットは、前菜、海老チリ、酢豚、点心、選べる麺・飯、デザートがセットになったランチメニューで、提供時間は11時30分から15時までです。
土・日・祝日の後楽園ホールの昼試合はおおよそ11時30分からなので、試合観戦後にギリギリ間に合いそうです。夕方からの試合なら余裕を持って食べることができそうですね。
それでは、味わってまいりましょう。「我开动了(いただきます)」
香醋炸肉塊(豚肩ロースと野菜の黒酢の炒め)、乾焼艶蝦仁(海老のチリソース)、美味双拼盆(二種前菜の盛り合わせ)
しっとりと柔らかい豚肩ロースと野菜の黒酢の炒めは一口食べると広がる深い味わいが特徴です。
中央の海老のチリソースは、プリプリの海老が特製の甘辛いソースと絶妙に絡み合い至福の味わい、二種前菜の盛り合わせはさっぱりと爽やか。どの料理も、後楽園飯店の技術と情熱を感じさせる逸品です。
鹹点心双道(本日の料理長お薦め点心二種盛り合わせ)
点心二種盛り合わせは、焼売(シュウマイ)と小籠包(ショウロンポウ)です。
まず、焼売は一口食べると口の中に広がる肉風味が絶妙です。
柔らかい皮とジューシーな中身が相まって、かむたびに旨味が染み出してくるようでした。特製の(醤油?)タレを少しつけると、一層風味が引き立ちます。
次に、小籠包はその薄い皮を割ると、熱々の肉汁があふれ出します。
スープのコクと具材の旨味が一体となり、まるで口の中が小さな饗宴のようです。注意深く食べると、その豊かな味わいを存分に楽しむことができます。
麺・飯(メイン)
メイン料理は複数から選べます。今回は、下記の2種類を紹介します。
蟹肉炒麺(蟹肉入りあんかけ焼きそば)
豊富な具材が絡み合った絶品の一皿です。
まず、焼きそばの麺は程よいコシがあり、炒められて香ばしい風味が口の中に広がるようでした。上にかけられたあんかけは、蟹肉の旨味がしっかりと感じられ、贅沢な味わいを楽しめます。
もやしのシャキシャキとした食感がアクセントになり、青ネギと人参が彩りと風味を一層引き立てます。あんかけのとろみが全体を包み込み、麺と具材が一体となったハーモニーが絶妙です。
叉焼炒飯(チャーシュー入り炒飯)
チャーシューの旨味が感動的でした。
チャーシューにはジューシーで、しっかりとした味付けがされており、炒飯全体に深いコクを与えています。炒飯のご飯はパラパラに炒められており、ふんわりと混ざった卵がその食感を一層引き立てています。
青ネギの爽やかな香りと彩りが加わり、一口ごとに様々な風味が楽しめます。全体としてバランスが良く、シンプルながらも非常に満足度の高い一品です。何度でも食べたくなるような美味しさで、食事の締めにぴったりでした。
杏仁豆腐
少し食べただけで、杏仁の優しい香りとともに、とろけるような舌触りが広がります。
甘さは控えめで、杏仁の風味がしっかりと感じられる絶妙なバランスが最高です。クリーミーでありながらも軽やかな食感は、食事の締めくくりにぴったりの一品でした。
最後まで飽きずに楽しめるデザートです。
ドリンク
ビールと中国茶もいただきました。
後楽園ホールに行こう!
後楽園飯店は、後楽園ホールの興奮をそのままに、美味しい中華料理で心も体も満たされる特別な場所です。
プロレス観戦後の余韻、プロレス観戦前の気持ちの高揚を楽しみながら、こだわりの料理を堪能できるこの店は、まさにプロレスファンにとってのオアシスです。
皆さんもぜひ、後楽園飯店で熱い試合の思い出と共に、美味しい料理を楽しんでみてください。