プロレスの聖地、両国国技館。
相撲の殿堂として知られるこの会場は、プロレス観戦においても最高級の見やすさを誇ります。
今回は、初めて両国で観戦する方に向けて、失敗しない座席選びや名物グルメ、アクセス情報を分かりやすく解説します。
両国国技館の座席ごとの特徴と見え方
両国国技館は、大きく1階の砂かぶり席、マス席、2階指定席で構成されています。
- 砂かぶり席(最前列)※パイプ椅子席
- 砂かぶり席(2~4列)※パイプ椅子席
- マス席A、B(1枡2~4人掛け)
- ボックス席4人用、ボックス席5人用
- 2階指定席A、B、C


エリアによって見え方や座り心地が大きく異なります。自分のスタイルに合わせて選びましょう。
砂かぶり席
リングに最も近い、両国に集うプロレスファン憧れのプラチナシートです。

砂かぶり席は最前列から5列目くらいまでです。収容人数1万人クラスの両国で、わずか400人ほどだけが座れる特別なエリアです。
本日の両国国技館大会をご観戦いただきました皆様、誠にありがとうございました!
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) October 13, 2025
新日本プロレス次戦は『NEW JAPAN ROAD in ISHIKARI ~タイチ凱旋興行~』10月19日(日) 北海道・石狩市立花川南中学校・体育館にて15:00試合開始!
次期シリーズ『SUPER Jr. TAG LEAGUE… pic.twitter.com/at9g9zsYrg
リングが近く、選手がマットに叩きつけられる衝撃音や、飛び散る汗が間近に迫ります。テレビでは味わえないライブ感が最大の魅力です。

目の前で繰り広げられる技の応酬に圧倒される時間は、最高のエンターテインメント。あこがれの選手がすぐそこにいる高揚感に包まれます。
きっと特別な体験になるでしょう。
完売必至のプラチナチケット
砂かぶり席は人気の座席のため、ファンクラブ先行などですぐに完売してしまいます。
なるべく早めに購入することをおすすめします。
砂かぶり席の椅子
砂かぶり席の椅子は、一般的なパイプ椅子よりもクッション性があります。しっかりとした造りになっているので、長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。
マス席
両国国技館といえばマス席と言っても過言ではないでしょう。

1.3メートル四方の仕切られた鉄枠の中で観戦する、他の会場では見られない、両国国技館ならではの座席です。

1階の大部分を占めており、後方に向かって段差があるため視界は非常にクリア。ただし、1席や2席で購入すると知らない人と「相席」になる場合があります。
マス席前方



マス席中ほど



マス席後方



マス席は、大人4人で座ると猛烈に狭く、荷物を置く場所もありません。もし大きな荷物などがある場合は、駅のロッカーなどを利用して、スペースを最大限に使えるようにしましょう。

クッション持参を推奨
両国のマス席といえば、座布団を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
しかし、プロレスのときは座布団は用意されません。ほぼクッションの効いていない座面に直接座ることになるのです。

両国での興行は全体的に長いです。クッションを持参し、少しでも快適に過ごせるよう努めましょう。ただしクッションは、後ろの人の邪魔にならないよう薄めのものを推奨します。
「枡単位」での販売
大会によっては、マス席を、マス単位で販売するケースもあります。
例えば、新日本プロレスのG1クライマックス等では「マス席4人用」として1枡55,500円といった形で販売されることがあります。

これは1人で座っても4人で座っても同じ値段。どうしても1人で広々と確保したい人や、正面中央を確実に押さえたい人は検討の価値ありです。
マス席の一部は収容可能
新日本プロレスやWWE、格闘技の団体などは、マス席前方(1列~7列)を収納して、座席をレイアウトすることがあります。
つまり、下記画像のような座席配置です。




実は、両国国技館のマス席は、1側から7側までを収納することができます。収納すると、8側目がマス席の最前となり、それより前はアリーナ席になります。
マス席のうわさ話
また、噂によるとマス席は取り外して椅子を置くこともできるようです。
両国国技館でプロレスの試合を行うときは、この形式を採用するよう強く希望します。
ボックス席(1階最後方)
1階の最後列に位置する、ひと区画ごとに区切られたテーブル付きの座席です。
背もたれと専用テーブルが完備されており、グループで集まって、わいわい楽しく観戦するには最高の環境です。


区切られた空間のため、小さなお子様連れのファミリーでも、周囲を気にせず自分たちのペースで安心して過ごせます。
完売必至の人気席
設置数が非常に少ないため、発売開始とともに即完売することもある隠れた人気席です。
もし、ボックス席で見たいのなら、早めに購入しておくことを強く推奨します。
2階指定席A
ここからは2階席です。
まずは指定席Aのご紹介です。

指定席Aは、2階の前方エリアの座席です。
意外と距離が近い前方席


2階席前方の座席は、1階マス席の上にせり出すように作られています。
そのため、1階席の後方で観るよりも、リングを近くに感じられるのが大きな特徴です。
リング全体が視界に収まるため、試合の展開や技の組み立てを冷静に俯瞰して楽しむことができます。
2階指定席B

指定席Bは、2階の中ほどのエリアに位置する椅子席です。
2階席は傾斜が急なため、中ほどからでもリングが近く見えるのが両国国技館の長所です。



2指定席Bの椅子

2階指定席Bは座面を押し下げて座る椅子が使用されています。この後紹介する指定席Cの椅子よりもクッションが聞いているので、ゆっくり見ることができます。
リングサイドはパイプ椅子、マス席は硬い座面に座るので、座り心地だけで言えば、ここがもっとも座りやすいでしょう。
2階指定席C

指定席Cは、2階の後方に位置する座席で、両国でもっともリーズナブルなチケットです。
リングから距離はありますが、会場の熱狂や一体感を肌で感じるには十分な距離です。


2階指定席Cの椅子

2階指定席Bは、上記のような座席となっています。A席の椅子に比べて少しだけ狭いです。
2階指定席 共通の特徴とマナー
次に、2階指定席共通の特徴を紹介していきます。
2階席の椅子
2階席は背もたれがあり、椅子もしっかり固定されています。
安定した姿勢で長時間じっくり試合に集中できるのが特徴です。
前のめり観戦は厳禁!
これが最も重要なマナーです。
2階席で興奮して身を乗り出したり前のめりになったりすると、後ろに座っている人の視界を完全に遮ってしまいます。


この写真は、両方とも同じ座席から撮影したものです。
2階席で興奮して身を乗り出したり前のめりになったりすると、後ろに座っている人の視界を完全に遮ってしまいます。
後ろに座っている人が見えなくなってしまうため、必ず背もたれに背をしっかりつけた状態で観戦してください。
斜めからはリングが見えにくい
2階指定席には、リングを斜め方向から見る席が存在します。
この位置はコーナーポストが視界を遮るため、リングが見えにくい「死角」が生じます。
チケットには「南西」「北東」といった斜めの表記はなく、あくまで「東・西・南・北」のいずれかのブロックとして記載されています。
ポストの被りを避けたい方は、購入前に必ずこのブログの座席図と照らし合わせて、座席番号の位置を確認することをおすすめします。
両国国技館の飲み物・食べ物
次に、両国国技館内での食を紹介していきます。
国技館やきとり
両国といえば、地下の専用工場で作られている、名物「国技館やきとり」でしょう。

焼き鳥は、冷めても美味しいように秘伝のタレで味付けされており、独特の歯ごたえがプロレス観戦の最高のお供になります。
購入のコツ
ビッグマッチの場合、休憩時間には完売してしまうことがほとんどです。そのため、開場直後に確保しておくのが鉄則です。
また、なぜ両国で焼き鳥なのかというと、ニワトリが地面に手をつかないという縁起から来ているそうです。相撲で手をつくと負けになってしまいますからね。
ビンやカンはNG!
両国国技館では飲食物の持ち込みは制限されていることがあります。
ペットボトルはOKだけど、ビンやカンはNGで、アルコール飲料はすべてNGだったりするので、事前に調べてから行くようにしてください。
近隣の飲食店
両国江戸NOREN(近隣)
駅隣接の「両国江戸NOREN」内には、いくつかの飲食店が入っています。観戦の前に食事を、観戦のあとに居酒屋と、便利に利用できます。
また、NORENの売店では、「国技館やきとり」を販売していることがあります。会場の中で買うより、確実に買うことができるでしょう。
リンク 両国-江戸NOREN
ちゃんこ霧島(近隣)
「ちゃんこ霧島 両国本店」は、元大関・霧島(現在の陸奥親方)がプロデュースする、両国エリアを代表するちゃんこ料理の名店です。
プロレス観戦の前後にも立ち寄りやすい、両国駅西口からすぐの場所にあります。
店内はテーブル席のほか、ゆったりと寛げる掘りごたつの座敷や大小個室も完備されており、観戦後の打ち上げにも最適です。両国の歴史を感じる空間で、ボリュームたっぷりのちゃんこを囲んでみてはいかがでしょうか。
その他の飲食店
両国駅の南側に行くと、もっとたくさん飲食店があります。ちゃんこ屋さん、チェーンの居酒屋、ファーストフードに小粋な飲み屋にファミリーレストランと、およそ何でも揃っています。
試合後は混み合いますので、事前に予約したほうがいいでしょう。
両国国技館周辺ホテル情報
両国国技館でのプロレスは、ビッグマッチであることは確実です。そのため、遠方から見に来る方も多いでしょう。
両国国技館近くのホテルを紹介します。
パールホテル両国
両国国技館から最も近いホテルです。駅からの途中にあるため、ビルの最上部に書かれた「パークホテル両国」の文字を覚えている方も多いでしょう。
東側に向いた部屋からは、眼前の両国国技館はもちろん、東京スカイツリーを眺めることも可能です。
シングルルームが多く設定されており、1人で両国国技館でのプロレス観戦にはおススメのホテルです。
両国リバーホテル
両国国技館からJRの高架下を潜ってすぐにあるホテルです。
シングルルームはもちろん、ツイン・ダブルルームも多く設定されています。
また、1~5人用に広めの和室も用意されていますので、家族や友人同士のプロレス観戦におススメのホテルです。
両国ビューホテル
両国駅の目の前。全室にバルコニーが付いたやや高級なホテルです。
装飾は全てアールデコ様式でまとめられており、外見からもラグジュアリーな雰囲気が漂います。
恋人とのプロレス観戦ならば、このホテルがおススメです。ホテル内の、レストランは宿泊者以外の利用も可能です。
その他のホテル
両国駅周辺にはホテルは多くありません。
そのため、実際に宿泊するのなら、錦糸町駅、浅草橋駅、もしくは秋葉原駅や東京駅周辺まで移動してホテルを探すことになるでしょう。
このあたりまで行くと、ホテルがなくて困るなんてことはまずありません。ゆっくり希望のホテルを探してください。
両国国技館の最寄り駅、アクセス
両国国技館の最寄り駅は、各線「両国駅」です。

JR総武線「両国駅」から
JR両国駅は東口と西口の二種類がありますが、国技館に近いのは西口です。西口の改札を出て、右を向くと、両国国技館が見えます。たぶん迷うことはないでしょう。
両国国技館に行くまでに、何か食べたいor買いたいという場合は、改札を出て左へ曲がりましょう。駅のホームと並行して、コンビニや飲食店が並ぶ商店街があります。
都営大江戸線「両国駅」から
地下鉄の場合、都営大江戸線「両国」が最寄り駅ですが、両国国技館からは少し離れた出口に着きます。
A3出口から地上に上がり、江戸東京博物館の敷地内の細道を通って、両国国技館の正面入り口を目指すのが良いでしょう。ゆっくり歩いて5分ほどかかります。
両国国技館でプロレスを見よう
両国国技館は、その歴史的な重厚感と見やすさが融合した、国内屈指の会場です。
大きなタイトルマッチなどのビッグマッチが開催されることも多く、時には音楽ライブなど幅広いイベントでも愛されている場所です。
- 砂かぶり席は、他の会場と比較にならないほどリングが近くて楽しい!
- マス席は知らない人と「相席」になる場合があることを覚えておこう。
- マス席4人掛けは猛烈に狭い。身動きも取れないので荷物は最小限に。
- 2階指定席は絶対に「前のめり厳禁」。背もたれを正しく使おう。
- 名物「やきとり」は争奪戦。入場直後かNORENでの確保がおすすめ。
プロレスの熱気を全身で浴びることができる両国国技館。ぜひ一度、その圧倒的な空間に足を運んで、生のプロレスの迫力を体験してみてください!
- 用途 大相撲興行・イベントホール
- 収容人数 11,098人(B1Fアリーナ1,300席・1F桝2,600席・2Fイス2,600席)
- 管理運営 (公財)日本相撲協会
- 延床面積 35,700m2(メインアリーナ)m2
- 階数 地上2階・地下1階
- 高さ 39.6m
- 竣工 1984年11月
- 総工費 150億円
- 所在地 〒130-0015
- 東京都墨田区横網一丁目3番28号




