今回は大田区総合体育館の座種・座席について解説いたします。
後楽園ホールや両国国技館に比べると、あまり使用頻度は高くありませんが、新日本プロレスが旗揚げ興行を行った地ということで、毎年3月6日前後に興行が行われる大田区総合体育館です。
都心部にありながら若干中心部から離れており、最寄り駅からの距離もそこそこあるため初めて訪れる人には優しくない会場です。
大田区総合体育館の座席ごとの特徴
大田区総合体育館の、座席区分一例です。
- ロイヤルシート(特別リングサイド)
- アリーナ席(リングサイド席)
- 1FスタンドA(1階指定席)
- 2FスタンドA(2階指定席A)
- 2FスタンドB(2階指定席B)
大田区総合体育館の座席表
体育館なので座席はアリーナを囲むように設置されています。花道の場所は、団体や時期によって変わります(後述)。
次に、座席ごとの特徴を見ていきましょう。
ロイヤルシート
いわゆる特別リングサイド席です。
大田区総合体育館ではリングサイド席を10~12列目まで設けることが多く、その中の1~5列目くらいまでを指します。
番号の振り分けはオーソドックスに最前席から1列目とされているようです。
会場のもっとも前方部分になるため、とても観戦しやすい座席。
基本的に、花道は南側に設置されます。花道近くの南側を選ぶか、正面となる北側を選ぶかで迷います。両方を楽しめる東・西側という選択肢もあります。
アリーナ席
リングサイド席の真ん中より後ろの席です。
だいたい6列目より後方の座席を指すことが多く、10~12列目以降まで続きます。
椅子の種類はロイヤルシートと変わることはありません。ドリンクホルダーは着いていないので、手で持つか床に置いて観戦します。
大田区体育館は体育館という性質上、平らで広いため、後方の席ですと、前方に背の高い人が座った場合、若干見づらく感じるかもしれません。
画像を見ていただければ分かるかもしれませんが、リングサイド席は南北に長細いので、西側と東側には設置されてないことも多いです。
アリーナ席の椅子
椅子も通常のパイプ椅子ではなく、少し広めのクッションの効いた椅子が使われています。
1Fスタンド(ひな壇席)
大田区総合体育館では、アリーナを囲むように「ひな壇席」が設置されることがあります。
ひな壇席とは、階段状の台に座席が設けられている座席で、一段ごとに段差があるのでとても見やすいです。
段差の数はだいたい8~9列目くらいまで、5列目より上くらいからは、選手の顔がトップロープの上に見えるようになります。写真を撮るならば、このあたりがおすすめです。
ひな壇席の椅子
完全な長い板です。
見ての通り硬いので、長時間座っているとお尻が痛くなります。適度に体勢を買えながら見てください。
2FスタンドA(2階指定席A)
ここからは2階席です。
可動式ではない通常の椅子席です。
あえて違いをあげるとすると、このあたりから会場全体を見合わせるというところくらいでしょうか。
リング反対側の場外も見渡せるようになります。
2FスタンドB(2階指定席B)
2階席の最後方席です。
椅子の形状など、他のスタンド席と変わることはありません。
西側、東側のみにしか設置されていません。後方席ですので、会場全体を俯瞰しながらの観戦が可能です。
大田区総合体育館は立見席という概念がなさそうなので、ここが最もリーズナブルな席でしょう。シニア・小中高校生席という座席が販売されることもありますが、おそらくはこの部分だと思います。
2Fスタンド席の椅子
後楽園ホールと同じように、隣席と繋がった一枚板に座るので、長時間観戦しているとお尻が痛くなりますが、全席に背もたれがついているので、若干楽に感じると思います。
注目してほしいのは座面部分です。一席ずつゆるやかな窪みがついているので、座り心地が良くなっています。席と席の間の穴はドリンクホルダーです。350mlか500mlのペットボトルがちょうど収まるサイズです。
大田区総合体育館の花道
大田区総合体育館のような大きな会場は、開催時期や団体によって花道の場所が変わります。
おおよそ大きく分けると、次の3パータンのどれかであることが多いです。
1.南側に1本
南側に、長い花道をひとつ設置するパターンです。赤コーナー側も青コーナー側も同じ花道を使って入場します。
2.南側に2本
南側に花道を2つ設置するパターンです。赤コーナー側と青コーナー側は別の花道を使って入場します。
3.西or東側に1本
西or東側に短めの花道をひとつ設置するパターンです。 赤コーナー側も青コーナー側も同じ花道を使って入場します。
もしかすると、別パターンがあるかもしれませんが、だいたいはこのうちのどらかが採用されると思います。どのパターンになるかは、実際に見てみないと分かりません。
大田区総合体育館の最寄り駅、アクセス
大田区総合体育館は京急線の「蒲田」駅から徒歩7分、「梅屋敷」駅から徒歩5分です。(公式ページの情報ですので、実際はもう少しかかります)
駅からの時間で言うと、梅屋敷からのほうが早いですが、蒲田駅は快速特急や特急が止まるので使いやすいです。特に品川駅方面から向かうは、特急に乗りますので、蒲田駅を利用したほうが早く着きます。
どちらの駅を利用しようと、国道15号線まで出て、大通りを歩いて大田区総合体育館を目指します。
10分ほど歩くと到着します。
大田区総合体育館の飲み物・食べ物
大田区総合体育館内
区の所有する体育館ですので、あまり館内の飲食は充実しておりません。
いちおう、スポーツ&コミュニティーカフェというのがありますが、営業時間は平日の昼間のみで休日は不定休。メニューも少ないので期待できません。
京急蒲田駅から
大田区総合体育館周辺で最も飲食店が充実しているのは京急蒲田駅です。
駅ビルの中には多くの飲食店が並んでいますので、お好きなものを購入できます。
駅周辺にも飲食店があるので、そちらで買っても良いでしょう。駅を出ると、途中にローソンが1件あるだけで、めちゃくちゃ混んでいます。
ただし、団体によっては館内での飲食を制限していることがあります。事前にウェブサイトやSNSで確認しておきましょう。
京急梅屋敷から
梅屋敷駅の反対側にファミリーマート大田梅屋敷駅前店がありますが、微妙に行きにくい場所にあります。
大通りを、大田区総合体育館方面に少し歩いたところに「まいばすけっと梅屋敷店」があるので、飲食物はここで買う方が便利です。
コンビニエンスストアより少し安いはずなので、梅屋敷からアクセスするときはここでよいかと思います。
トイレ・喫煙事情
大田区総合体育館は、トイレが明るく清潔です。
男性用・女性用に加え、多目的トイレも設置されているので安心して使用することができます。
また、館内は禁煙ですので、北側入り口付近から外に出て喫煙します。
大田区総合体育館周辺ホテル情報
羽田空港から近い場所にある大田区総合体育館ではありますが、試合を観た後はゆっくり休んで帰りたいですよね。そんなときに便利なのが、京急蒲田駅前にあるホテルです。
京急蒲田駅前のホテルを紹介します。
アパホテル〈京急蒲田駅前〉
京急蒲田駅から徒歩2分の立地。もちろん大田区総合体育館からも近い場所にあるホテルです。
特別目立った設備はありませんが、そのぶんリーズナブルな値段で泊まれるのが嬉しいです。
東急ステイ蒲田
京急蒲田駅から徒歩3分。アパホテルと同じくこちらも駅からすぐの立地にあるホテルです。
ビジネスホテルなので目立った特徴はありませんが、宿泊するぶんには何も困ることはないでしょう。
プロレス観戦をした後は、駅前で食べて飲んで、駅前のホテルで宿泊する。最高ですね。
あなたに会った座席をお選びください
大田区総合体育館の座席について紹介しました。
座席数約4,000席という広さはちょっとしたビッグマッチを行うには最適の規模ですが、なにぶん、東京都のかなり南端に位置しますので、あまり多く使用されることはありません。
新日本プロレス旗揚げの地ということで、毎年3月第一週の旗揚げ記念興行に使用される以外は、ノア、ドラゴンゲートが使用する程度です。
とはいえ、要所ごとにビッグマッチが開催されているので目が離せない会場です。