プロレス人気が復興してきたとはいえ、後楽園ホールで興行を打つとなると、まだまだ厳しいと言う団体が多いのがプロレス界の実情。
そんなときに有難いのが首都圏で300人~1000人規模のいわゆる小会場です。
新木場ファーストリング、市谷チョコレート広場、蕨・レッスル武闘館、横浜ラジアントホールなど、使い勝手の良いプロレス会場はありますが、比較的、交通の便が良く、手ごろな広さを持つのが、新宿フェイスです。
今回は、プロレスの新聖地と呼ばれる、新宿フェイスを解説します。
新宿フェイスの最寄り駅、アクセス
新宿フェイスという名前の通り、最寄り駅は各線新宿駅。圧倒的に便利な場所にあるプロレス会場です。
JR線、小田急線、京王線、丸の内線、西武線など、数多くの路線が乗り入れ、日本でも有数の規模をほこる駅と言っても良いでしょう。
もちろん、西新宿、新宿御苑、新宿三丁目など、近辺の駅からも徒歩圏内。
もしかすると、日本で最も便利な場所にあるプロレス会場かもしれません。
新宿フェイスの座席ごとの特徴
実際の会場内部はこのような感じです。
新宿フェイスでは下記のように座席をカテゴライズしていることが多いです。
詳しい座席表は、新宿フェイスのウェブページでご確認ください。
それでは、座種・座席ごとに特徴を見て行きましょう。
最前列席
最前列で観戦できる座席です。
リングとあなたの間に、遮るものは何もありません。
存分にプロレスを堪能えできます。
ただし、リングが近いぶん、危険度もマックスです。
「鉄柵がリングを囲んでいるから大丈夫だろ」とか思ってませんか?
鉄柵が設置されるのは新日本プロレスや全日本プロレスなど老舗団体のみです。
新宿フェイスのプロレスは、リングサイドに鉄柵が設置されることはまずありません。
危険を察知したならば、すぐに逃げることをおススメします。
リングサイド席
最前席列以外の、リングサイド付近の席を指します。
新宿フェイスでは、会場の中央付近が窪んだような形状になっているため、リングサイド付近は臨場感が半端ではありません。
リングインする選手を間近で観ることができます。
指定A席
リングサイドの後ろの、前方側の座席です。
段差があり、目線がリングと同じ高さになるため、どの方角からでも快適な観戦が可能です。
グラウンドの攻防ですと、ここから観るのが最も観やすいでしょう。
指定B席
最も後ろ側の座席です。
ただし、後方とはいえ、臨場感は十分に感じることができる席です。
北側の最も後方の席でも、リングサイドから数えて10列目くらい。
武道館や両国国技館クラスですと、特別リングサイドとして発売される距離です。
会場全体の雰囲気をつかめるので、この辺りから観戦するのもアリでしょう。
注意点
北側の後方の指定席で、ひとつ注意点をあげるとするならば、入場時の見え方です。
この写真のように、北側後方の指定席は、選手の入場口よりも後ろにあります。
そのため、選手の入場が見えない、もしくはまったく見えないかもしれません。
北側以外の席、もしくは北側前方から観た場合は、選手の入場を前方から観ることができます。
あっ、北側前方は興奮した選手に入場時に襲撃されるかもしれませんね。
新宿フェイスの飲食状況
新宿フェイスは、歌舞伎町のど真ん中にあります。
周辺を軽く歩くだけで、コンビ二エンスストア、銀だこや大阪王将などから高級店まで何でもあります。
試合前、試合後に好きなものを食べて飲んでください。
会場内の手前のテーブル席はバーカウンターになっています。南側と西側には、一部、テーブルの付いた席が設けられています。
トイレ・喫煙事情・その他
気になる、トイレと喫煙の状況です。
男性・男子トイレ
トイレは南側出入り口から出たところにあります。
入り口から見ると狭く見えますが、実はめちゃくちゃ広いトイレです。
小便器だけで、だいたい15個くらい設置されています。
入り口から見ると満員に見えても、実は奥が空いていたなんてこともあります。どんどん奥に入っちゃいましょう。
女性・女子トイレ
後楽園ホールに比べると、トイレ待ちの列は少ないですが、それでも混み合うのは必至。
解消法というと、やはり休憩時間外、つまり試合中に行くしかありません。
会場自体が広くないので、特に南側の席からですとすぐに行って帰ってくることができます。
喫煙所
ライブハウスとはいえ、会場内で喫煙をすることはできません。
後楽園ホールと同じように、通路の端に設置された喫煙所で吸うことになります。
あまり広くはない喫煙所なので、休憩時間は大変混み合います。
コインロッカー
他のプロレス会場では馴染みがないかもしれませんが、新宿フェイスにはコインロッカーが設置されています。
場所は、トレイの奥のほう。大きさは30センチくらいでしょうか。あまり大きな荷物は入りません。
プロレスの試合は、できるだけ手ぶらで観戦したいという人は預けておくと良いでしょう。
普段、荷物を預けるという習慣のない人は、預けたことを忘れて帰ってしまわないことだけ注意が必要です。
新宿フェイスまとめ
以上、新宿FACE(しんじゅくふぇいす)の会場紹介でした。
何度も言いますが、新宿フェイスはアクセスが便利。新宿駅から徒歩5分。西武線の新宿駅からですと徒歩3分です。
ただし、新宿駅は構内が広く、さらに歌舞伎町の雑踏を抜けるの時間がかかります。
駅から少なくとも10分は見ておいたほうが良いでしょう。
体育館で行なわれることが多いプロレス興行ですが、新宿FACEのようなライブハウスでは少し違う雰囲気を味わえます。
まだ行ったことがないという人は一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
新宿フェイス周辺ホテル情報
場所が新宿のため、ホテルはいくらでもあります。
ただし、海外からの観光客も多いため、時期によっては早々と満室になるケースもあります。
もし宿泊が決まっているのならば、早めの予約がおススメです。
新宿フェイスのすぐ近くには、ゴジラが待ち構えているホテルもありますよ。
施設情報用途
- 格闘技・コンサート興行・テレビ番組収録ほか
- 収容人員 格闘技スタイル(511名)、劇場スタイル(471名)
- 運営 株式会社サンヒルズ
- 所在地 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-20-1ヒューマックスパビリオン
- アクセス JR、各私鉄、地下鉄新宿駅徒歩5分