神戸ワールド記念ホールは、神戸市の人工島「ポートアイランド」にある多目的ホールです。
大阪から西に電車で約30分で、神戸の中心地「三ノ宮駅」に行き、さらにポートライナー(モノレール)に乗って約10分で「市民広場駅」に行きます。そこから歩いて約5分の場所にあります。
収容人数は最大8,000人、ビッグマッチを中心にプロレスが開催されています。
今回は、神戸ワールド記念ホールを紹介します。
座席ごとの特徴

神戸ワールド記念ホールは、1階席と2階席とに分かれれており、座席を分類すると、次のようになります。
- ロイヤルシート
- アリーナS・A・B席
- 2階スタンドS・A席
順番に紹介していきましょう。
ロイヤルシート(特別リングサイド)

ロイヤルシートとは、新日本プロレスで使われる名称で、リングから最も近い座席を指します。
東西南北に、最前席からおおよそ7列目くらいまで設置されます。
どの席からでもリングに近く、プロレスの迫力を思う存分に楽しめるでしょう。時には場外乱闘に巻き込まれることもありますが、セコンドの指示に従い、すばやく移動すれば巻き込まれることはありません。
プロレスの醍醐味を、たっぷり味わってください。

アリーナS・A・B席


「アリーナ席」は、ロイヤルシートを囲むように設置されている座席です。
リングに近い順にS席、A席、B席と分けられています。ロイヤルシートよりは後ろですが、それでもリングに近く、熱い試合を楽しめます。

ロイヤルシート(特別リングサイド)ほどではありませんが、リングから近いです。また、リングと同じ目線のため、臨場感も抜群です。
場外乱闘が始まると、選手がすぐ近くまで来ることがあり、試合中はずっと気が抜けない席でもあります。
半面、段差がないフラットな床面に椅子が並べられるため、後ろのほうですと前が見づらいこともあります。


とくに、前に座高の高い人が座ると見えにくくなるので、じっくり試合を見たい場合は、後述の2階、3階スタンド席を選んだほうが良いでしょう。
ひな壇席(東西)
神戸ワールド記念ホールでは、東西方向、後方に「ひな壇」が設置されることがあります。

ご覧のように、椅子が 階段状に 並べられるため、視界が開けてリングがとても見やすいです。基本的に「アリーナS」席が、このひな壇に当てられることが多いです。購入時に「ひな壇」と書かれているようなので、よく確認してみてください。

ただし、「ひな壇」は設置されないこともあります。
ロイヤルシート・アリーナの椅子
ロイヤルシート、アリーナS・A・B席では、次ような椅子が使われます。


南北ロイヤルシート、及びひな壇席は赤色の椅子が、東西ロイヤルシートはグレーのパイプ椅子が使われているようです。どのように使い分けているかは不明。おそらく、南北側はスペースがあるため、広い赤色の椅子が使用されているのではないでしょうか。
花道

神戸ワールドのような大会場では、どの団体も1階に花道を設置します。
選手は花見を通って入場、退場しまので、座席が花道近くだったら、入退場する選手を間近で見ることができます。

試合によっては、花道で場外乱闘することもあります。
毎試合というわけではありませんが、花道近くだったらちょっとだけお得です。
2階スタンド席



ここから「2階スタンド席」の紹介です。
2階スタンド席はすべてに段差がついているため、どこからでも見やすいです。とくに神戸ワールド記念ホールは、他の会場よりも段差が急角度なため、とても見やすいです。

2階席は「S席」と「A席」のように分けられています。
違いはリングからの距離で、会場図を見ていただければ分かるように、神戸ワールド記念ホールは、アリーナ全体が楕円形です。そのため、見る場所によってリングまでの距離がかなり変わります。
リングから近い「A・B・C」「H・I・J・K」ブロックは「S席」で、それ以外のブロックは「A席」となります。


かなり見え方が変わります。もちろんS席の方が高いです。お財布と相談してご選択ください。
スタンド席の椅子

スタンド席では、このような座席が設置されています。前述したとおり、かなり急斜面なので前が見やすいです。
また、クッションが効いていて座り心地が良いです。ドリンクホルダーは付いていないので、キャップの付いた飲み物を用意しておきましょう。
神戸ワールド記念ホールの飲み物・食べ物
神戸ワールド記念ホールは、いちおう売店がありますが、プロレスが開催されるときは営業していないことが多いです。
必然的に、会場の外で買ってくることになりますが「市民広場駅」周辺には、あまり店舗がありません。
駅前に、いちおう「ローソン」がありますが、少し離れているので、事前に「三ノ宮駅」周辺で買っておいたほうが良いでしょう。
神戸ワールド記念ホールのアクセス
神戸ワールド記念ホールは、ポートアイランドという人工島の中にあります。
モノレール「ポートライナー」で行く
ポートアイランドへは、JR西日本、阪神・阪急、神戸市営地下鉄「三ノ宮駅」から、ポートライナーというモノレールに乗って行きます。
各種「三ノ宮」には、たくさんの案内表示がありますので、よく見てポートライナー「三宮駅」を目指してください。


「三ノ宮駅」から、神戸ワールド記念ホールのある「市民広場駅」には、約10分で着きます。市民広場駅のホームからは、神戸ワールド記念ホールの建物が見えているはずです。


西口出口を出ると、まっすぐ一直線に歩いてください。約3分ほどで「神戸ワールド記念ホール」に着きます。おそらくスタッフが誘導しているはずなので、迷うことはないでしょう。

飛行機「神戸空港」で行く
神戸ワールド記念ホールは、神戸空港から行くこともできます。
神戸空港は、神戸ワールド記念ホールと同じく、人工島「ポートアイランド」の中にあります。空港直結で、ポートライナー「神戸空港」駅があります。
約10分で、神戸ワールド記念ホールの最寄りの「市民広場駅」に到着します。

神戸空港へは、羽田空港、札幌空港、仙台空港など全国の空港と繋がっています。遠方から直接向かう場合は、飛行機を使ったほうが便利です。
神戸空港には、全日空(ANA)やLCCのスカイマークなどが乗り入れています。上手に格安チケットを利用すると、意外と交通費を安くすることも可能です。

自動車・自転車で行く
神戸ワールド記念ホールは、駐車場が完備されています。
ただし、試合のある日に駐車場を使えるかは不明です。渋滞の恐れもあるので、なるべく公共の交通機関を使ったほうが無難でしょう。どうしても、自動車で行きたい人は、事前に駐車場の有無を確認しておいてください。
人工島「ポートアイランド」と三宮を結ぶ「神戸大橋」は、無料で通行できます。神戸大橋は2階建てになっていて、ポートアイランドに向かうときは1階、戻るときは2階部分を通ります。
2階部分から眺める神戸の街は、とても綺麗ですよ。
神戸記念ホールのホテル事情
神戸ワールド記念ホール周辺のホテルを紹介します。
遠方からご利用の方は、参考にしてください。
神戸ポートピアホテル
神戸ワールド記念ホールから、徒歩5分の場所に「神戸ポートピアホテル」があります。
ここは、神戸でもトップクラスのホテルで、北側の客席からは、100万ドルと言われる神戸の夜景を存分に楽しめます。
神戸でプロレスを見て、夜景を楽しむ。
最高の1日を過ごせるでしょう。
ただし、駅周辺に深夜まで営業しているような店舗はなく、人通りも少なくなります。特別な理由がない限りは、三宮駅まで出てからホテルを探したほうが良いでしょう。
三宮駅周辺は、たくさんのホテルがあります。遅くまで営業している飲食店も多いので、神戸・三宮の夜を堪能できるはずです。
神戸「三宮駅」周辺でホテルを探す神戸ワールド記念ホールまとめ
神戸ワールド記念ホールは、関西プロレス会場ビッグ3のひとつと言われています(残り2つは、大阪城ホールとエディオンアリーナ大阪)。それだけに、ビッグマッチが行われることが多く、過去にタイトルマッチが行われることもありました。
新日本プロレスの内藤哲也選手が、初めて「IWGPインターコンチネンタル王座」を獲得したのは神戸ワールド記念ホールです。試合に勝った後、白いベルトを高々と放り投げた姿はプロレス史に残る名場面ではないでしょうか。
また、ドラゴンゲート最大のビッグマッチ「KOBEプロレスフェスティバル」の会場でもあります。ドラゲーの名場面を多く生みました。
一度、訪れてみてください。
- 正式名称:神戸ポートアイランドホール
- 開館:1984年10月5日
- 客席数:最大8,000席
- スタンド2 – 3階:固定席3,528席
- アリーナ部 仮設席:約4,500席
- 所在地 〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-12-2
- アクセス:JR三ノ宮駅からポートライナーで市民広場駅下車 徒歩3分
- 公式サイト:ワールド記念ホール