野球場でプロレス!といえば、東京ドーム大会が有名ですが、近年新日本プロレスでは、他球場での開催が増えています。
今回は、埼玉県所沢市にある「メットライフドーム(西武ドーム)」の、座席・席順・アクセスを紹介します。
メットライフドームの座席図
メットライフドームの座席は大きく2種類に分けられます。スタンド席とアリーナ(グラウンド)席の2種類です。
スタンド席は野球を見るときの観客席と同じです。
座席番号はメットライフドームの リンク 公式ページに詳しく書かれているので、そちら参考にしてください。
アリーナ席は、プロレスなどのイベントでのみ設置される座席です。普段は選手が野球をしているところに椅子を並べます。なので、野球観戦では立ち入れないところに入れて楽しいです。
スタンド席は、野球を見やすいよう設計されているのでどこからでも見やすいです。
ほとんどの座席に段差が付いているので、前が見えいくいなんてこともないでしょう。
また、最近の野球場の特色だと思いますが、ソファシートやテラスシートのように特徴的な座席があちこちに用意されています(後述)。
それとは対照的にアリーナ(グラウンド)席は、おせじにも見やすいとはいえません。
理由は当たり前なのですが、もともとグラウンドは野球をするためのスペースです。だだっ広い空間にパイプ椅子を並べているだけなので、前に大きな人が座ると見にくいし、椅子の座り心地だってよくはありません。でも、リングは近いです。
どちらの座席を選ぶかは好みによるでしょう。だいたいはスタンド席のほうが安いですが、たまに、アリーナ(グラウンド)席の後ろの方よりは、スタンド席の前のほうが見やすいことがあります。
座席ごとの見え方
少し前置きが長くなりましたが、座席ごとに見え方を紹介していきます。
グラウンド席
最初に、グラウンドに設置された座席の紹介です。
ロイヤルシート(1~10列)
もっともリングに近い座席です。
試合を間近で見られますし、迫力も十分です。おおよそ、メットライフドームのような大きな会場ではビッグマッチが組まれることが多いので、見応えたっぷりな対戦カードが組まれることが多いでしょう。絶対に面白いやつです。
ただし値段はそれなりで、少なくとも万単位でお金が飛んでいきます。それだけのお金を払う価値のある座席です。
しかし、一つだけ難点を言わせてもらえば、もう少し座席位置を細かく選びたいですね。
例えば今回のケース(njpw2021.9.5)ですと1~10列までがロイヤルシートとされていますが、1列目と10列目だとリングの見え方が全然違います。
抽選なので運次第ではありますが、せめて、ロイヤルシートは1~5列目までで、セミロイヤルシートを6~10列目までのようにしてくれたら嬉しいです。
実際に、私はロイヤルを買って6列目だったのですが、少し見えにくいことがありました。仕方ないといえば仕方ないのですが、なんとかなりませんかね。
アリーナ席(11列以降)
ロイヤルシートのすぐ後ろの座席です。
リングまでの距離以外は、ほとんどロイヤルシートと同じなので書くことはありません。トイレや退場するときなど、少しだけロイヤルシートよりも出入りがしやすいです。
スタンド席
ここからはスタンド席の紹介です。
スタンド席は3種類ありました。気をつけたいのは、Aが前列で、Cが後列というわけはないということです。
もっとも高いA席は、ホームベースの後ろ側あたりで、B席が1塁・3塁ベースの後ろ側、C席が両翼の後ろ側あたりです。
スタンドA
スタンド席でもっとも高い座席です。
上記でホームベースの後ろ側あたりと言いましたが、実際にはすぐ後ろを除く左右です。
値段が影響しているのか分かりませんが、座席は座り心地の良いシートが使われています。
後楽園ホールの南側の座席よりもクッションが効いています。当たり前ですが、前列の座席のほうがリングが近くて見やすいです。
スタンドB
1塁・3塁ベースの後ろ側の座席で、ちょうどコーナーポストをまっすぐ伸ばした延長線上あたりにある座席です。
ここの座席も座り心地が良いです。ちょうど後楽園ホールの南側の座席と同じくらいにクッションが効いているでしょうか。試合開始から終了まで快適に座って見ることができそうです。
スタンドC
ライト・レフトあたりの座席です。
いちおう最安な座席になっていますが、スタンド席はどこも見やすいさに大差はないように思いました。座席もスタンドB席と同じなので座りやすいです。
外野スタンド席
今回は開放されていませんでしたが、メットライフドームには外野スタンド席もあります。
メットライフドームの外野席といえば、以前は芝生が一面に広がっていて寝転びながら見ることも可能でしたが、2021年から座席が設置されました。いつかはここまで開放してほしいです。
メットライフドームの注意点
次に、注意点を紹介します。
グラウンド席の椅子が固い
ロイヤル・アリーナの座席はすべてパイプ椅子が使われています。
見ての通り座り心地はあまり良くありません、ハッキリ言って固いです。
本来は野球のグラウンドとして使われている場所なので仕方ないでしょう。メットライフドームでの試合は長時間になることが確実なので、それなりの対策をしていくと良いです。
ピッチャーマウンドがある
下記の写真の通り、グランド席の南側には空白地帯があります。
リングサイドにも関わらず、この一帯だけは椅子が並べられず、大きなシートに覆われています。なぜ、こんなスペースが設けられているのでしょう?
答えから言うと、ここがピッチャーマウンドだからです。
野球を見る人なら分かると思いますが、野球のピッチャーマウンドは周囲よりも少しだけ高く(約25センチ)作られています。この上に椅子を並べるわけにはいかないので、スペースが空いています。
方角によって見え方が変わる
メットライフドームでは、方角によって見え方が変わります。
メットライフドームでは、オーロラビジョンが北側にあるので、正面は南側です。南側からですと、試合を見ながらオーロラビジョンも一緒に見やすいです。
逆に、北側ですとリングが前でビジョンは後ろになるので見にくいです。しかし、花道があったとすれば近くで入場を見れます。東西側は説明する必要はないですよね。
いろいろな座席がある
メットライフドームのスタンド席にはいろいろな種類の座席があります。
プロレス観戦では、どこまで開放されるかは分かりませんが、ソファ席やテラス席なんかでプロレスを見てみたいです。
暑い!寒い!
メットライフドームは暑くて有名です。
もともと西武球場のあった場所に屋根を付けただけのドーム球場なので、側面の壁がなくエアコンが効かないからです。
熱い空気が球場内に籠もり、夏場はとくに暑くなると言われています。
ですが、夏場に何回か行ったことがありますが、そこまで暑かった記憶はありません。たぶん、暑さ以上にテンションが上って熱くなっていたので、暑さをあまり感じなかったのだと思います。
それよりも冬場の寒さのほうがキツかったです。
12月にメットライフドームでライブを見たことがあるのですが、横から冷たい風がビュンビュンと吹き込んできて、さすがに泣きそうなくらい寒かったです。ほとんど野外です。
もし、冬場にメットライフドームに行くのであれば十分すぎる防寒対策をおすすめします。
メットライフドームの飲食店
野球場なので、会場内に飲食店はたくさんあります。
ただしプロレスの場合はどこまで店が開くのかははっきりしていません。おそらく、大会開催直前にウェブサイトで告知をするので参考にしてください。
売店は、外周やスタンド席の中腹などにあります。また、会場の外にも少しあります。
対照的に、コンビニは駅前にひとつしかありません。
当たり前のようにめちゃくちゃ混雑しています。ドリンクなどであれば、駅前の自動販売機か他の場所で買っておいたほうが良いでしょう。
飲食店もひとつしかありません。
上記のコンビニの2階にありますが、開演直前と終演直後は大混雑しています。もし試合後に何か食べるのであれば、電車に乗って所沢駅あたりまで行ったほうが良いでしょう。店の数も多いです。
メットライフドームのアクセス
メットライフドームへの行き方を紹介します。
電車で行く
メットライフドームの最寄りは西武狭山線「西武球場前」駅です。
新宿駅からも池袋駅からも約30~40分くらいです。直通もありますが、途中で乗り換えるときもあります。
詳しくは、メットライフドームの公式ウェブサイトを見てください。
リンク メットライフドームへのアクセス
西武球場前駅の改札はひとつだけで、出て左を見ると大きなメットライフドームが控えています。ここからは迷うことはないでしょう。
車で行く
メットライフドームには駐車場があるので、自家用車の利用も可能です。
ただし、駐車台数はどこまで多くない(630台)ので、駐車できないことも多いでしょう。その場合、臨時に駐車場が設置されることもありますが、どれも会場からは遠いです。
心配な場合は、公共の交通機関の利用をおすすめします。
メットライフドーム周辺のホテル
メットライフドームの近辺にはホテルがありません。
なので、周辺で探すことになるでしょう。近くですと「所沢駅」ですが、「新宿駅」や「池袋駅」で出てから探すほうが良いかもしれません。
メットライフドームでプロレスを見よう
私だけかもしれませんが、いまだにメットライフドームという呼び方は慣れないですね。ついつい西武ドームと言ってしまいます。
また、この編集しているときに聞いたのですが、メットライフドームを縮めて「メラド」とも言うようですね。
会場の呼び方はいろいろありますが、またここでプロレスを見たいです。